ホーム > 介護サービスでのISOとは
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スイスのジュネーブに本部を置く国際団体のことで、国際標準化機構(International Organization for Standardization)の頭文字をとっています。
本来は『IOS』ですがギリシャ語で『平等』を意味する『isos』という言葉が起源の為この略語になっています。
また、この仕組みの目的は、製品やサービスの国際的な標準化を行い世界共通の規格を作るというものです。
ISOは、企業が認証を受けているものと思われがちですが、当施設で認証を受けているISO9001:2015版のシステムは『企業がお客様へどういう品質・サービスを提供していくのか組織としての方針を定め、お客様が何を求め、それを提供していくために継続的に改善していく仕組み(品質マネジメントシステム=QMS)になります。具体的には全ての業務の見直しと標準化(単に業務を統一化するのではなく)をおこない、各マニュアルなどにより文書化されたサービスを確実に実行しているかを検証記録し、出来ていなければ改善していく』という内容になります。
この考え方は、『利用者ニーズを把握し、個別性を重視し誰が行っても統一された質の高いサービスを提供する』という医療・福祉の分野にも十分対応出来るものになります。
平成8年3月に足立区内2番目の老人保健施設として開設をした足立老人ケアセンターは、介護保険の導入・改正など大きな社会変化の中で、施設運営に関しても見直しをせざるを得ない状況となりました。
当施設の職員一人一人のやる気と力量は非常に高いものと自負いたしておりますが、その個人のパワーを組織力として集約していくためにISO認証取得の決断をしました。
我々の業務は、日々の振り返りと改善の積み重ねです。このために必要となってくるのがインシデント・アクシデントレポート(ヒヤリ・ハット報告)です。認証取得前は年間数十件の報告件数が、平成16年の認証取得後は年間460件まで報告件数が増加しました。
この事からも、職員一人一人が『なぜ?どうして?』という視点で日々の業務の振り返りと改善を行うことが出来るようになりました。
当施設は、以下の品質方針に則り、医療・介護・福祉の共同作業によってご利用者様、ご家族様が安寧にお過ごしいただけるよう日々改善に取組み、より良いサービスを皆様方にご提供できる施設を目指しております。