ものわすれに気が付いたら早期相談を
もの忘れ(認知症)とは、生後いったん正常に発達した知能(脳)に何らかの原因で障害がおこり、記憶力や判断力などが低下し、日常生活や社会生活が困難になる状態です。
認知症の始まりは、老化による単なる物忘れと区別がつきにくいこともあるため、ご家族や身の周りの方々が、日常の些細な言動の変化を見逃さず早めにかかりつけ医や認知症に対応している病院などへ相談することが大切です。
SYMPTOMS OF DEMENTIA
認知症の症状
認知症以外の原因によっても、下記のような症状が引き起こされることがあり、診察や検査により認知症以外の病気を発見することが可能となります。
認知症の症状には、脳障害そのものが引き起こす「中核症状」と、環境変化や身体状況、周りの方の対応が関与して起きる「行動・心理症状」があります。
この「行動・心理症状」は、周囲の方の関わり方の工夫で改善する場合があります。
いずれも、早期診断し早期治療を行うことが大切です。
01
もの忘れ
同じことをなん度も言う。聞く。
忘れ物が増える、置いた場所を忘れる。
02
判断力・理解力の衰え
料理・買い物・計算のミスが多くなる。
確認行為が多くなる。
03
不安が強い
一人になることを寂しがり、怖がる。
頭が変になったと心配する。
04
場所・時間がわからない
慣れた道でも迷うことがある。
約束の時間・場所を間違える。
05
意欲がなくなる
好きな趣味などにも興味を示さない。
身だしなみを構わなくなる。
06
人柄が変わる
怒りっぽく、頑固になった。
当院のもの忘れ外来では
- 問診による診察と診断
- 認知症の診断のための検査(画像診断・血液検査・心理検査)
- 薬物による治療
- ご家族や周りの方々への対応策のアドバイス
- 通所デイケアへの紹介
- 認知症疾患療養病棟の入院の受け入れの相談
介護と福祉の相談も承ります。遠慮なく病院スタッフへお声かけください。
外来診察日
- 診察日
- 月曜日~土曜日(祝日除く) ※午後の診療は月曜日、金曜日のみ。
- 受付時間
- 9:00~15:00
※ 初めての診察(初診)は、事前に電話相談をして
ご予約をお願い致します。