アルコール治療

アルコケアあだち

包括的にアルコール依存症へのケアを充実させるため、アルコールデイケア・アルコール外来・アルコール病棟の機能を併せたユニット『アルコケアあだち』を立ち上げました。
InstagramやFacebookなどのSNSでの情報発信し、オンラインを活用しセミナー、ラジオ出演や夏はコミケやショッピングモールにてアルコール依存症の啓発も行っています。
今後もデイケアと病棟の合同プログラムや外来受診相談などユニットとしての活動を幅広く行っていく予定です。

アルコール依存症専門病棟

当院のアルコール病棟は48床の男女混合病棟です。
閉鎖エリア・開放エリアの2つの機能を持ちアルコールの離脱症状や身体合併症のケア、アルコールリハビリプログラム(ARP)を運営しています。
ARPは学習プログラムだけではなく、ミーティングや季節イベントなど多岐にわたっています。
「楽しい」と感じられることをテーマに取り組みをしています。断酒会やAAという自助グループやDARCなどの施設とも繋がりがあります。また、家族会や女性ミーティング、OB会など入院患者さん以外に対してもケアを行っています。
スタッフは依存症予防教育アドバイザーや飲酒運転防止インストラクターの資格を取得したり、積極的に学会や研修に参加しスキルアップを目指しています。

アルコールデイケア

アルコールデイケアは、アルコール依存症でお悩みの患者様が健康と回復を取り戻すための施設です。作業療法士と看護師の2名体制で、どちらもアルコール病棟での経験があります。
デイケアには、アルコール病棟を退院された方や入院経験かなく外来から直接来られる方が参加しており、1日に約30名の患者様が参加しています。プログラム内容は、アルコール依存症に関する学習、健康管理、ストレス対処法など多岐にわたります。ヨガ、ダンス、アート活動、料理、ゲーム大会など、楽しみながら学べるプログラムも豊富に用意しています。患者様は自身の目標やニーズに合わせてプログラムを自由に選択できます。また、活動の記録を残すためのメンバーズカードも利用しています。60回分の参加でカードがいっぱいになると、朝礼で表彰され、記念品が贈呈されます。さらに、週に数回、一粒の麦や地域のお店からお弁当やスイーツを注文して提供し、デイケアの楽しみを増やしています。
アルコール依存症の回復には治療の継続が最も重要です。当院のアルコールデイケアでは、治療が楽しく、苦痛ではない環境を重視しています。
ぜひ、このプログラムをご案内いただき、健康と回復への一歩に役立ててください。