m-ECT治療とは
電気けいれん療法
精神科薬物療法が効きにくい方や薬物の副作用で困っている方に対しては、電気けいれん療法が用いられ効果を上げてきました。
これは、頭部を電気的に刺激し、短いけいれんを起こすことで、
うつ病や統合失調症により損なわれた脳内物質のバランスを速やかに回復させる治療法です。
東京足立病院では、麻酔薬と筋弛緩薬を用いて患者さんの苦痛や負担を少なくする修正型電気けいれん療法を行っています。最新の機器を用いて電気刺激を適切にコントロールし、麻酔科医管理のもとで、麻酔薬により眠っている間に筋弛緩薬でけいれんによる筋肉の動きを抑えて治療が行われます。当院では、週2回で、1クール12回を目安として行います。
修正型電気けいれん療法の適応となるのは、拒食や自殺念慮などを伴い急速な改善が必要な場合、緊張病状態や重度の躁状態にある場合などです。これに加え、薬物療法による副作用のため治療に困難をきたした場合などにも有効な治療手段となります。このように治療適応と判断された方の60%から70%に効果があるとされています
修正型電気けいれん療法に関する詳しい情報を提供しております。
当院で治療を受けられている場合は、現在の主治医にご相談ください。他の医療機関で治療を受けられている場合は、主治医を通じて診療情報提供書をもらった上でお問い合わせください。